簡単スイッチ操作!音の鳴る箱

2017年1月3日

材料・技法等,
作った日2016年12月25日
作った人T

子供用に、箱に付いているスイッチを押すといろんな音が鳴るおもちゃを作りました。

1~4の数字が書いてあるフラットボタンで再生する音楽を切り替え、下の丸と四角のスイッチを押すと内蔵のスピーカーから音が鳴ります。上のLEDは、現在の選択している番号に対応して光ります。

流せる音楽は、今のところ最大で240種類。工夫次第でもっと増やせますが、とりあえず充分でしょう。小さい子供でも簡単に使えるmp3プレーヤーといったところです。(ただし、ボタンと曲の組み合わせを覚える必要がありますが…)

以下、中身の話。

再生する音楽の切り替えは、フラットボタンの4つのボタンで操作し、4つのLEDで表示されますが、4つのLEDのON、OFFの組み合わせで考えると、表示パターンは全部で2の4乗で16種類、ここから全部消灯の場合を除いて15種類あります。そのそれぞれの状態で、丸か四角のボタンを押すと対応した音を鳴らすことが出来るのですが、1つのボタンで4つの音をランダムに再生させることで、全部で15×4×4=240種類の音を鳴らします。

中身は、Arduino nano (互換機)と、DFplayer mini、8Ωスピーカーです。電源を単三電池2個にするため、DC-DCアップコンバータも入っています。ちなみに、全部Amazonで買えます。中国からの取り寄せになるので早くて2週間くらいかかりましたが、とにかく安いです。

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追記(2019/2/6):DC-DCの性能のためか、電源のノイズのせいでたまにDFplayer miniがブブブという大音量を撒き散らしながら停止してしまいます。DC-DCの出力をArduinoとDFplayer miniが動作する限界まで下げると、停止する頻度が下がりました。電池を3本か4本にしてDC-DCを外すのが良さそうです。

 

そしてケースは、実験的に牛乳パックで作ることにしました。接着には両面テープを、電池交換など、開閉が必要な場所はネジで固定します。

見た目が少しでも良くなるようにと、表には100均のリメイクシートが貼ってあります。スイッチやLED埋め込み用の穴はカッターで開くので簡単に加工ができ、とりあえずスイッチを押しても壊れそうな感じではありません。子供が思いっきり押したらどうなるか、まだわかりませんが……。

蓋を開けてUSBケーブルを差し込めば制御プログラムを書き換えれますし、microSDを書き換えれば曲も自由に変えることができます。

パーツは少ないものの、配置に悩んだ末、5面使って配線を取り回しましたので、思った以上に大変でした。