床すれすれキャスター引き出し

材料・技法等, , , , ,
作った日2021年11月20日
作った人T

我が家の食器棚の足元には高さ16cm程度の隙間があります。

ここにピッタリかつ高さをギリギリまで確保した引き出しを作りました。

稼働方法としては、キャスターが一番手軽ですが、キャスターを単純に設置したのでは、引き出しの高さが全くなくなってしまいます。

例えば↓のように、キャスターがむき出しの商品では、キャスターの高さと板の厚さ分だけ収納スペース高さがもろに減ってしまいます。商品高さ20cmで、収納スペースの内寸高さが13cmなので、7cmも犠牲にしているようですが、これは今回の目的には合いません。

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ちなみに、埋込式のキャスターもありますが、それなりの板厚が必要になります。これはまた別の機会に使いましょう。

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ということで、理想の引き出しを作ります。

まずは2×4木材に、キャスターを埋め込むための溝を掘ります。キャスターは4つ設置するので溝も4箇所必要になるため、効率化のためテンプレートも用意しました。

 

次に、棚板や化粧板になる部分を作ります。フローリング材が余っていた(!?)ので、これを使って切り出します。

 

丸鋸がほしいところですが、ジグソーで切ってトリマーで切断面を整えれば、寸法通りにきれいに切ることができます。以下の動画が参考になりました。

 

切断したフローリング材には、両端に2×4の断面に対応する溝を掘っておきます。この他にもいろいろな部材を切り出しています。

 

自作クランプを使ってボンドで接着します。2×4にはニスを塗ってあります。

 

キャスターをはめるとこの通り。良い感じです。

 

側面にも化粧板を貼り付けます。2×4の下端には溝を掘ってL字金具をつけます。

 

木口テープを貼り、Seriaで買った取っ手をつけ、棚板を乗せると完成。(床の色と同系色のため引き出しがわかりにくい…)

 

床から棚板まで1cm、棚板の厚みが1.3cm、収納スペースの内寸高さが12.7cmの合計15cmで、食器棚の下にキレイにフィットします。せっかくの木製家具に野暮ったいキャスターは、低さで隠れて見えません。

 

……というのを2つ作りました!(写真では引き出しと食器棚の間の隙間に余裕があるように見えますが、食器棚の下端は手前が傾斜しているためです。)

 

追加で写真もう一枚。低いです!