寸切りボルトラックをまとめて3つ

材料・技法等,
作った日2021年12月31日
作った人T

寸切りボルトで作るDIYラックを、まとめて3つ作りました。

それぞれの作り方とポイント、使った道具などを解説してみます。

 

まずは↓の材料を使って、キャスター付きラックを作ります。

1mの寸切りボルト(全ねじ)2本をカットして、50cmを4本にしています。寸切りボルトの径はW1/2(1/2インチ=12.7mm)です。あえてインチネジなのは、ホームセンター価格でミリネジよりも安かったからです。ナットもインチ仕様になるので、締める用にモンキーレンチやプライヤーレンチを用意しておきましょう。(ボルトのカットはハイスパイマン P1.4を使っています。おすすめのプライヤーレンチはknipex 8605150です。)

 

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板の4隅にはボルトを通す穴を空けています。角から2cmの位置に、余裕を持って14mmの穴を開けています。ステップドリルがあれば、色々なサイズの穴を開けることができるので便利です。ちなみに板はIKEAのアウトレットコーナーに捨て値で売っていました。

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ワッシャーとナットは、すべての板の四隅に上下から挟める数だけ必要です。ナットに載せるだけだと、ラック全体がグラグラしてしまいます。何段かに渡り、しっかり固定することでラックが安定します。このラックは板が4枚なので、4x4x2で32個必要です。W1/2のナットが32個となると、結構重いです。さらにもう2つラックを同時に作りましたので、実際に買ったナットは約90個。ワッシャーの重さも馬鹿になりません。重いです。

キャスターは、黒いゴムタイヤだと床まで黒くなる可能性が捨てきれなかったので、ナイロン製にしました。ナイロン製はゴム製に比べれば段差には弱いですが、フローリング床での使用予定なので気になりません。動く向きの決まった固定キャスターと、どの方向にも動ける自在キャスターがありますが、自在キャスターは動き始めにタイヤの向きが変わるためフラフラするのが好きじゃないです。キャスターをラックに固定する時は、クッション性のある強力両面テープで大丈夫です。

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さて、板にボルトを通して出来上がりです。

 

プリンタを載せるとこの通り。ギリギリですが良しとしましょう。

 

2つ目は、寸切りボルト1mを4本使った大きいサイズです。板にはフローリング材を使っています。手持ちのフローリング材の数が足りなくなってきたので色がバラバラです。

 

このラックは固定して使うのでキャスターは使いません。適当に似たラックを検索すると、脚元にアジャスターベースを使う人が多い気がします。でも、W1/2のアジャスターベースは私の行くホームセンターにはありませんでした。

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そこで、角材で脚元を作りました。角材を組んでコの字型にし、ボルトが来る位置に貫通していない穴を空けています。部屋の角に設置する予定なので、巾木が当たる部分はトリマーを使ってカットしています。固定は自重任せですが、ナットで高さ調整が可能です。

 トリマー RYOBI (Kyocera) MTR-42
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組んでみました。脚元は角材でボルトの位置が固定されますので、床スレスレに棚板をつける必要がありません。キャスターラックならまだしも、固定されるラックで床スレスレの棚板って、いらないと思っていましたので、良い感じに仕上がりました。

 

また、ボルトの一番上は視界に入りやすい高さだったので、袋ナットにしました。先のプリンタ用ラックはただのナットです。ボルトが飛び出て引っ掛かる恐れがあるなら袋ナットの方が良いですが、そうでないならこのあたりはただの好みです。

 

 

さて、最後の3つ目の材料たちです。何やら長い板があります。

 

やはり脚元は角材です。2つめのラックとはコの字の向きが違いますが、他は概ね一緒です。巾木が当たる部分はやはりカットしておきます。

 

組むとこんな形になります。

 

どこからともなく、1×4材で作った木箱が入り込んでいます。

 1×4木箱 量産化!
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これで全てのラックが完成です。これらのラックの活用法については、↓の記事で紹介します。

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