トリマー RYOBI (Kyocera) MTR-42
集合住宅に住んでいるとなかなかトリマーを使う機会がなかったのですが、新居に移って自由にトリマーが使える環境になったところ、DIYの精度が激上がりしました。↓の作品はトリマーをふんだんに活用しています。
使っているのはリョービ(RYOBI)のMTR-42です。直径6mmのビットと、簡易なガイドがついてきます。
エントリーモデルですが、今の所機能に不満はありません。ただし、何度も使っているとプラスチック製のベースが割れてきます。上位モデル用TRE-60V用の、金属でできたベース(6083548)がそのまま使えますので、今はそれを装着しています。プラスチック製のものを捨てる際は、ガイド固定用のネジまで一緒に捨てないように。金属ベースにネジは付属していませんでした。(失くしてもM5の蝶ボルトが使えます)
トリマーを気に入った理由は2点、①直角を出すことができる、②ミリ以下の精度で木材を加工できる、というところです。ただし、フリーハンドは駄目で、適切なジグが必要です。また、ビットの高さを確認するには、スコヤがあると便利です。
テンプレートに沿って彫る用に、ダブテールガイドはあると便利です。サイズはいろいろあるようですが、私が持っているのは直径10mmのものです。直径6mmビットの場合、ビットの周囲2mmに刃があたらなくなるので、カットしたいのサイズよりも2mmふかしたテンプレートを用意して、ダブテールガイドを押し付けながらトリマーを使えば、目的のサイズにカットできます。簡単なテンプレートであれば、2.5mm厚のMDF板をカッターでカットし、張り合わせて厚さ5mmを確保にすれば作れます。
直線用に、治具を作ると捗ります。治具の精度が全てです。まっすぐにカットしたければ、真っ直ぐな治具を用意する必要があります。
30cm, 60cm, 90cm用の直線用治具を作りました。ホームセンターで14mm×24mmの角材を買って、ボンドで板に固定しただけのものです。(残念なことに、角材は端部と中央部で1mm以下ではあるものの歪みがありました。DIYなら許せる精度と思って見なかったことにします。)ストレートビットを使えば、簡単に直角を出せますので重宝します。板を切るときも、ジグソーで大まかにカットして、トリマーでキレイにすれば、切り口がとてもキレイになります。(丸鋸使えば一発でしょうが、丸鋸は置き場がないのです…)
円形カット用の治具を用意すれば、大きな円をカットすることもできます。板にベースを固定するネジ穴と、ビットを通す穴を開ければ治具になります。使う時は円の中心に釘で固定します。
さらに、縁取り用のビットで整えれば、すぐに丸テーブルの天板がつくれます。先端にベアリングがついているので、ベアリングを縁に押し当てながらトリミングすると、縁の形を変えることができます。Amazonで安かったトリマービットセットERB6-10Rを使ってます。
ただし、このままでは小物を工作するには向いてないです。トリマーテーブルがあればさらに工作の幅が広がるのでしょうか。これはそのうち作るかもしれません。