カッティングシートで自作ステッカー(単色)の作り方

2012年12月3日

カッティングシートを使ってバイクに貼るためのステッカーを自作した時の手順をまとめます。もちろん、バイク以外にも、車やPC等にも貼ることが出来ます。

カッティングシートを購入する

屋外の使用に耐えれる程度に丈夫で、曲面にも貼れるように薄く、色ムラがないカッティングシートが必要です。条件に合うであろうものとして、私は色が豊富で、厚さが80~90μmの3M スコッチカルフィルム Jシリーズを選びました。ただし、黒や白のステッカーを作りたい場合は特に困りませんが、自分のマシンの色に合わせたいと思うと、かなり多くの色が用意されているので、どれを買えばいいのかわかりません。小さくカットされた実物で作られたカタログも買うことが出来ますので、それで実物を見て色を選ぶことが出来ます。

Amazonでスコッチカルフィルム Jシリーズを探す

道具を揃える

転写シート(アプリケーションシート)

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カッティングシートを裏紙から剥がす程度の粘着力はあるけど、他の場所に貼り直すとカッティングシートを残して剥がせるシートです。例えば単語や文章を作った時に、一文字ずつバラバラにすることなく、デザイン通りにまとめて貼ることができます。

 

デザインナイフ

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フリーハンドで曲線を切ろうとするなら必須です。

 

カッターマット

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大きいステッカーを作る場合は、A3サイズのカッターマットが便利です。小さいものであれば100均でも手に入ります。

はってはがせるスティックのり

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デザインを印刷した紙とカッティングシートを一時的に固定するのに使います。スプレー糊も同様の効果が得られますが、スプレー缶の処理が面倒なのでこちらにしました。

 

定規

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カッターに負けない金属製のものが良いです。フリーハンドだけでキレイな直線をカットするのは限界があります。個人的にはシンワの五寸法師が好き。

 

養生テープ

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カッティングシートの裏紙を補強します。カッティングシートだけ切るのは力加減が難しく、切れないよりは切れすぎた方が出来上がりが綺麗です。

 

パーツクリーナー

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ステッカーを貼る場所を洗浄します。特に油分があると剥がれやすくなりますので、洗浄後は指で触ったりしないようにしましょう。

 

Zippoオイル

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付着した糊を洗い落とすのに使用します。

 

除菌用アルコール

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洗浄と水張りに使用します。

 

ドライヤー

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古いステッカーを剥がすのに使います。温めるとステッカーが剥がれやすくなります。

 

キッチンペーパー

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パーツクリーナー等を拭き取るのに使います。ティッシュは擦った時に傷がつくので避けましょう。

 

ステッカーを作る

印刷された紙をはがせるスティックのりでカッティングシートに固定し、カッティングシートの裏には養生テープを貼って補強します。デザインを反転させる必要はありません。

ちなみにデザインにはInkscapeを使いました。

養生テープによる補強のお陰で、強めにカットしてもバラバラになることはほとんどないと思います。カット時の力が弱すぎてちゃんと切れていない場合、切り離すときに伸びて変形してしまう原因となってしまうので、多少強めに切りましょう。

(細すぎてうまく切れない部分があたったので上の写真のデザインから修正してあります)

デザイン通りに切れたら、いらない部分のカッティングシートと糊ではりつけた紙を剥がしてしまいます。また、角が尖っていると引っかかって剥がれやすいので、角は落としてしまします。

糊のせいでベトベトしているかもしれませんが、ベトベトを落とすのは目的の物に貼り付けてからで問題ありません。カッティングシート全体を覆うように転写シートを貼って、転写の用意をしましょう。

古いステッカーを剥がす

ドライヤーで加熱してやると、ステッカーの粘着力が弱まるので剥がしやすくなります。剥がした後に糊が残ってしまった場合は、Zippoオイルをつけたキッチンペーパーを使うとキレイに拭きとることができます。この時、ティッシュペーパーを使うと傷のもとになるので避けましょう。

↑上の写真はステッカーを剥がしたあとの糊を拭き取る前のものです。白い枠のような跡が残っていますが、Zippoオイルをつけたキッチンペーパーできれいになります。

作ったステッカーを貼る

パーツクリーナーとキッチンペーパーで貼られる場所をキレイにします。その後、ステッカーの接着面と、ステッカーを貼る場所にエタノールを霧吹きで軽く吹きかけて、貼り付けましょう。濡れているため粘着力が低下しており、微調整が効きます。

位置が確定したら、クレジットカード等で中心付近から外に空気とエタノールを追い出すように押し出してやります。数時間後に転写シートを剥がし、カッティングシートが気泡や水泡を含んでいたらこれもクレジットカード等で押し出してやります。

最後に、Zippoオイルを含ませたキッチンペーパーでステッカー全体をキレイに拭いてあげて、ステッカーに残った糊をキレイに除去すれば完成です。

作り方

Posted by T&H