ダクトレール用ランプシェード
材料・技法等 | プラ板, 布, 銅線 |
作った日 | 2021年9月12日 |
作った人 | T |
新居に移り、リビングの照明はダクトレールに裸電球という日々が続いていたのですが、1000lmのLED電球がちらちらと視界に入ると、眩しくて目が疲れる…!
ということで、ランプシェードを作りました。
主に参考にしたサイトは有限会社スイッチさんの↓のページ
ランプシェードを作ろうと決めたのはいいですが、火事になるのだけは絶対に避けなければなりません。また、熱でシェードが壊れるのも良くありません。
大塚商会さんによると
白熱電球の点灯時は、その表面温度が100~180℃の高温になるのに対し、LEDは約50℃です。
とのことで、白熱電球に比べれば十分に低い温度ですが、一応気をつけていきます。
まず、ランプシェード用のフレームが必要です。
既製品があればきれいなものが作れるのでしょうが、そんなもの持っていないので銅線でそれっぽいものを作ります。銅線なら熱にも強いでしょう。
今回は4個作りました。
シェードはプラスチックのシートを裏地にして、布を貼り付けます。布は以前IKEAで買って放置していたものです。
裏地のプラスチックについて、少し調べてみましたが、例えば↓のページではポリプロピレンを使っているようです。
日本プラスチック工業連盟の主なプラスチックの特性と用途によると、ポリプロピレンの常用耐熱温度(短時間耐える温度)は100~140℃となっており、かなり余裕があるものと思われます。(短時間ってどの程度でしょうね?)
これが、塩化ビニル樹脂(塩ビ)になると、常用耐熱温度が60~80℃にまで下がりますが、一方で塩ビ工業・環境協会の塩ビ製品の実用特性によると、ポリプロピレンよりも難燃性であることも書かれています。いまいちわかりませんが、熱で劣化や変形はしても、燃えはしないということでしょうか。
そもそも、LED表面が50℃程度らしいので、直接触れなければ問題なさそうです。
ちなみにLED電球自体に使われるプラスチックはポリカーボネートやアクリルらしいです。
なんとなく大丈夫な気がしてきたので、裏地を貼った布をフレームに巻きつけます。
(LED電球なら大丈夫という判断です。白熱電球での使用は危険です。)
フレームへの固定は木工ボンドで接着します。
しかし、布の貼り合わせが何気に難しいです。有限会社スイッチさんのページでも、笠屋の奥義が使われれているとのことでした。
ちなみに私はボンドが効かなかったので、糸で縫い付けました。手持ちの市販ランプシェードも貼り合わせ部分が縫い付けれられているので、おそらく一般的な技です。
そんなこんなで出来上がりです。
4つ並べてダクトレールに設置するとこんな感じになります。
照明のせいで目が疲れることななくなりました。目的達成!
ちなみに、↓のようなソケットを使うと、ダクトレールに直接電球をつけることができ、さらにシェードも取付可能です。
参考にされる場合は、自己責任でお願いします。